弦楽器は概して、気候の変化で変調をきたしやすいという特徴があります。というのは、温度が上がるとピッチが上がり、逆に下がるとピッチも下がってしまいます。また、湿度が低く乾いているところではピッチが下がり、湿度が高いじめじめしているところではピッチが上がってしまいます。特に、湿度の高いところでは弦が緩んでしまうため、湿度は弦楽器の大敵といえます。そのため、寒暖の差や湿度の差の大きいところに弦楽器を置いておくと、弦がピッチの上がり下がりを繰り返し、音がずれてしまいます。ですので、こういった地域では、他の地域よりもより丁寧な調律、修理をする必要があります。山梨県は、日本で最も寒暖の差が大きい地域として知られています。特に山梨県甲府市などの盆地地帯は、冬は寒く夏は暑い傾向があります。全国からのご依頼に対応が可能な「ピアノ調律修理110番」では、山梨県のお客様にも多くご利用いただいており、地域ごとに異なる気温や湿度の差によるピアノへの影響を鑑みながら、最も良い方法で、ピアノの調律・修理を行なうことが可能です。定期的に調律を行っているピアノの場合は、通常の処理だけで済むことが多いですが、長い間放置されていた場合などは、特別な修理を必要とすることも多いので、お客様それぞれのピアノの状態に合わせて対応させていただきます。特に、長い間放置されていた場合、人が使用しない、つまり冷暖房等の空調設備が使用されることのない部屋などに置かれているケースが多く、状態が非常に悪化していることも少なくありません。日本は世界的にも四季が豊かな国ですが、それは寒暖の差が大きいということを意味します。また、小さな島国ですので全国どこでも降水量が多く、湿気が高い特徴があります。こういった天候は、弦楽器にとっては優しくない環境です。山梨県はその最たる例と言っても過言ではありませんので、ピアノをお持ちの方は、特に注意して丁寧な調律、修理を心がける必要があります。いつもピアノを弾いている方も、しばらくぶりに弾いてみようという方も、ぜひ「ピアノ調律修理110番」をご利用ください。
※修理のお問合わせの場合、5年以上使用している電子ピアノは対応不可。