ピアノの上達には毎日の練習が欠かせないものになっています。電子ピアノとアコースティックピアノとを引き比べてみるとわかるのですが、アコースティックピアノの特徴として保管している地域の気候によって楽器の性格が若干変わってしまうという点があります。アコースティック楽器では、振動で金属や木材などから直接物理的に音波を作り出しているため、人間にとって直感的に伝わりやすい音を奏でることができます。しかし、その分気分屋でデリケートな楽器仕様となっていると言えるでしょう。富山県の気候の特徴として、沿岸地方では最暖月の平均気温が8月の25度5分、そして最寒月の平均気温が2月の2度となっており、寒暖差としては23度5分となっています。一方で年間の雨量においては最多月が沿岸地方で12月の250mm、そして最少月では4月の111mmで、年間での平均雨量は毎月180.5mmというデータがあります。上記のデータから確認できる事として、富山県は冬に雪として雨量が増す傾向にある地域でもあるため、特に冬場は乾燥しやすく比較的湿度が低くなりがちな地域であると言えます。こうした傾向から、例えば冬場にストーブのそばに楽器を保管しておくと、空気が乾燥したり、楽器が部分的に必要以上に温められてしまう事からも木材のワレやヒビなどが入ってしまう事があります。木材が割れてしまうと、弦が振動した際の共鳴振動の時に音が変わってしまったり、防音効果が薄れてしまい必要以上に音が出てしまい音質変化してしまいます。このような状態になると調律ではなく、本格的な修理が必要になります。木材にダメージが発生している場合の修理費用としては高額になりやすく、弦の断線といった比較的高額な修理や調律作業が必要になる作業よりも、さらに費用が発生してしまう事もく少なくありません。富山県にあった調律を行うピアノの調律・修理業者であれば、気候の変動などを熟知しているスタッフに相談する事ができるため、一般の方にはわかりずらいメンテナンスの細かい知識に関しても相談に乗ってくれるでしょう。その地域の特性に合ったメンテナンスが施されている楽器は練習の上達にも繋がりやすくなります。毎日の練習を快適な物にするためにも、大切に管理されたメンテナンスを行う事が重要です。
※修理のお問合わせの場合、5年以上使用している電子ピアノは対応不可。