正しい環境でこそ正しい技術というものが見につくものです。それは楽器演奏でも同じことで、特にピアノは、まず正しい演奏法を学ぶことが重要です。市販されている楽譜や技術書というのは基礎的なことが備わることで、より良く生かすことができるものだからです。そのためにはなんと言ってもピアノの調律は欠かせません。調律以外にも、定期的なクリーニングや整調は大事なことです。もし劣化してしまった場合には特定の鍵盤の音が出なくなるということが考えられます。これはハンマーのフェルトが磨耗していたり、ハンマー自体が破損していたり、また弦自体が切れているかもしれませんが、原因の特定は調律師やピアノの調律・修理業者の手に寄らなければ難しいでしょう。こうした劣化は練習量もそうですが、自然環境による影響も大きいものです。2013年における鳥取県の年間からみた寒暖差は33.2℃となっています。この気温の差は楽器にとって余り好ましいものとは言えません。特に日本は高温多湿の国と言われています。鳥取県の2013年の平均相対湿度は72%にも上るため木製楽器は緩やかに劣化していくのです。こうした自然環境による劣化でピアノの練習ができなくなるというのは酷な話です。練習したいという気持ちはふとしたことで途切れてしまうものなので、普段から定期的なクリーニングや整調といった作業を依頼すると良いでしょう。また、内部部品が劣化すると調律というより修理の側面が強くなってきます。ピアノはハンマー、鍵盤、弦、ピンといった複雑な部品で構成されているため、やはりピアノの調律・修理業者の手を借りるのが良い方法です。ピアノ調律修理110番は鳥取県からの依頼も受け付けています。修理はもちろん、定期的に必要なメンテナンスも依頼することができるので長い付き合いになるかもしれません。ピアノというのはそれぞれ個性をもっていて、それぞれが唯一無二の製品です。かかり付けのお医者さんとして調律師を選ぶことは大事なことなのです。
※修理のお問合わせの場合、5年以上使用している電子ピアノは対応不可。