日本は四季がある為、気温に寒暖差が存在しています。夏場の気温が30℃以上で冬場の気温が0℃以下という地域は沢山あります。ちなみに大分県エリアの2013年の最高気温は34.2℃で最低気温は1.3℃となっています。年間の寒暖差は32.9℃で、全国では24位という数字です。そして、2013年の平均相対湿度は69%となっています。このように寒暖差が大きいことで起こる現象としては様々なものがあります。人間の身体は寒暖差が大きすぎると体調を整えるのが難しくなります。またピアノにも不調をもたらします。どのような不調かというと、音程が狂ってくるというものがあります。なぜ寒暖差や湿度差により音程が狂ってくるのかを説明します。温度が変化することによりピアノの金属部分や弦の部分が拡張したり、収縮したりします。また湿度の変化が起こることにより木製の部品に悪影響を及ぼします。このような状態を放置しておくことにより、音程に狂いが発生するのです。特に湿度はピアノの故障の原因の中でも大きな割合を占めていますが、ピアノのコンディションを常に良い状態に維持するためには、除湿機を用いるなどして、ピアノを置いてある部屋の湿度を50%程度に保つことが有効な対応策になります。ピアノが音程不良を起こすのは寒暖差・湿度差だけが原因ではありません。ピアノの弦には常に大きな力が加わっており、その大きさは約20トンと言われています。定期的な調整を行わずにこの力を放置しておくと、弦が緩んでしまい音程に狂いが生じます。またこのように音程がずれたままの状態で弾いたり練習したりすると、上達が遅くなってしまうことが考えられます。その為、定期的な調律が必要になります。ピアノの調律や修理を依頼する際は、ピアノの調律・修理業者に依頼するのが得策と言えます。ピアノ調律修理110番では、お客様が末永くピアノを良い状態で使い続けることができるように、経験豊富なスタッフが細かい部分にまで目を向けてサポートさせていただきます。
※修理のお問合わせの場合、5年以上使用している電子ピアノは対応不可。