ピアノの所有率が上位にランクインするのが奈良県です。全国的にも多くの家庭にピアノがあると思います。ここで、ピアノのお手入れのお話をしたいと思います。きっちりとお手入れが出来ていなければ楽しみも減るでしょう。でもどうやってお手入れすればいいのか分からない方もおられると思います。ピアノは、実はデリケートな楽器です。理想的な室内環境は、気温20~25℃、湿度50~60%と言われています。しかし、そのような環境を保ち続けるのは大変だと思います。特に奈良県は、年間の寒暖差が全国的にも高く、また湿度も年平均で72%とかなり高くなっています。奈良県は、ピアノにとってあまりいい環境ではありません。奈良県のような湿度が高く寒暖差の大きい土地では、調律をこまめにすることが大切です。調律をせずに使っていると、音がずれてしまい、音楽の楽しみも減ってしまうでしょう。また、音がずれたまま練習すると上達が遅れると言われています。子どもにとっては、音をずれたまま覚えてしまうことにもなります。学校や教室では、調律や調整をきっちりされているので自宅との差を感じてしまうかもしれません。調律だけでなく、調整も大切です。ハンマーの重さの調整なども弾き心地につながります。また、長く使う楽器なので修理も必要になると思います。特に、先にあげたような気温や湿度の奈良県では、楽器内部の金属部分に結露してしまいサビが発生する場合があります。こうなると修理が必要です。これは、電子ピアノでも同じように修理が必要でしょう。楽器自体がとても高価なものなので、調律や修理も費用がかかるのかと思う方もいるかもしれませんが、そのような理由でお手入れを怠ることはよくありません。きっちりと、料金が設定されています。何よりも、まめなお手入れが大切です。これは、上達のためにも言えることです。音楽は、「音」を楽しむものなので、奈良県でピアノを所有されている方は、ぜひ定期的に調律や調整をして、永く楽しんで使ってください。
※修理のお問合わせの場合、5年以上使用している電子ピアノは対応不可。