神奈川県は東京都に隣接しており、コンクールや試験、大学受験などを受けやすく、非常にピアノを続けるために恵まれた環境と言えます。そんな神奈川県でピアノを習う子どもも多いのではないでしょうか。神奈川県エリアの2013年最高気温(日最高気温の月平均の最高値)は32.7℃、2013年最低気温(日最低気温の月平均の最低値)は1.8℃。年間の寒暖差は30.9℃で、全国44位となっています。なぜこのような数字を挙げたかというと、寒暖差や湿度の変化は、ピアノの音色に良くない影響を与える事があるのです。また、普段自宅に置いているピアノは、弾く度に弦や鍵盤、ハンマー、ペダルなどあらゆる部品の調子が変わってきます。そのため、こまめに定期的な調律をすることをおすすめします。少なくとも年に一度はピアノの調律・修理のプロに見てもらいましょう。子どもの場合は音感が身に付き基礎となる非常に大切な時期のため、音がずれていると音感が間違って定着してしまいます。それは、音楽の道に進もうとした時にものすごく大きな壁になるのです。また、修理をするという意味でも調律は効果的です。調律をした結果、欠陥が見つかったりヒビ割れや乾燥、汚れや傷を治してもらえることがあります。神奈川県では、丁寧にピアノを直す調律師が多くなっています。調律後には鍵盤が軽くなり、しかも音もクリアになってよく響くようになります。大きな欠陥でなければ、ついでに直してもらえると嬉しいですよね。見えないところに溜まる埃やごみを取り除くことも、メンテナンスと呼べるのではないでしょうか。神奈川県に限らず、ピアノが置いてある施設というのは多様にあります。自宅以外で言うと保育所や幼稚園、学校、音楽教室、結婚式場、地区センターなど、本格的に学ぶ場から趣味として楽しむ場まで本当に様々です。比較的、音を出して楽しむだけの場合は、修理にのみ出していることが多いようです。その結果、古くて磨耗した弦が切れて音が出なくなってしまったり、ペダルの効きが悪くなることもあります。すると演奏に支障があるのでまた修理に出すことになります。このようになる前に、こまめなメンテナンスをして下さい。ピアノは電子機器ではなく、自然のものを利用して作っているため非常に繊細です。扱い方によっては取り返しのつかないことも有り得ます。是非、健康診断のように定期チェックをして下さい。
※修理のお問合わせの場合、5年以上使用している電子ピアノは対応不可。