コラム

ピアノメンテナンスはこれで完璧!不調の原因と自宅でのお手入れ方法

ピアノのメンテナンス前に知っておきたいこと

ピアノは時間の経過とともに、音程や音色が変化してしまいます。そのまま放置していてはピアノ本来の音が出ず、満足のいく演奏が出来ないでしょう。ピアノの音を整えるためには定期的なメンテナンスが必要です。調律を怠ることでピアノの寿命が短くなることもあります。

今回は自分でメンテナンスをする方法や、調律を行う時期や効果についてご紹介いたします。メンテナンスが必要なピアノの症状や、音のズレが生じる原因を知っておくことで、ピアノに合わせた環境を作ることができるでしょう。

メンテナンスが必要なピアノの症状

ピアノは時間の経過とともに、いくつかの問題が出てくることがあります。症状が確認できましたら、早急にメンテナンスを行った方が良いです。簡単な調整や正調で直ることもありますが、部品の交換など大掛かりな修理になることもあります。以下の症状が見られたら、メンテナンスの必要性が高いです。

  • ・鍵盤は動くが音が出ない
  • ・鍵盤が重くなった気がする
  • ・鍵盤が戻らず、下がらない
  • ・弾いているとピアノの内部から雑音がする
  • ・音量のコントロールが出来なくなった
  • ・トリルがうまくいかない
  • ・一度しか押鍵していないのに2度打ちしてしまう
  • ・音量や音色が以前と比べると変化している気がする

ピアノの音にズレが生じる原因

ピアノの音にズレが生じる原因

ピアノの音にズレが生じる原因はいくつかあるのでご紹介いたします。

・鍵盤は動くが音が出ない

新しい弦を張ったばかりのときは、しばらくの間激しく音が狂うことがあります。ピアノの弦はとても硬い高炭素鋼で出来ていますが、新しいピアノや張替えた直後は問題が生じやすいのです。その間はこまめな調律が必要になるでしょう。金属の弦は張力がかかることにより引き延ばされていきます。

時間が経過すると共に徐々に伸びていくのです。伸びきっていない状態の弦は、音のズレを引き起こす原因になります。

・ピアノの弾く回数

一日に長時間ピアノを弾くことで、音のズレが生じることがあります。弦はハンマーと呼ばれるフェルトでできた硬い部品で強く叩かれています。そのためよく弾く鍵盤は消耗され、音の高さが下がることがあるのです。

・環境の変化

ピアノに使用される木材は、設置場所の季候や環境などの影響で一時的に不安定になることがあります。不安定になることでピアノ線にかかる張力が変化し、音階がずれてしまうのです。ピアノの置かれた環境が変わった場合は、新しい環境に馴染ませる必要があります。西陽が長時間当たる場所や、掃出し窓で季候の変化を受けやすい位置にある場合も音がずれてしまう可能性があるため気を付けましょう。

・空調機器と暖房機器による影響

エアコンやファンヒーターがピアノに直接当たることは避けた方が良いです。ストーブはピアノから離して使用するようにしましょう。除湿器などを使用する場合は、きちんとコントロールし、過乾燥しないよう注意しなければいけません。

空調機器や暖房機器による、短時間での急激な温度と湿度の変化はピアノの音を著しく狂わせてしまいます。加湿器によって加湿がされすぎてしまうと結露の原因にもなります。エアコンの真上にピアノを設置している場合は、エアコンからの水漏れにも注意しましょう。

調律をおこなう時期と効果

ピアノをより良い状態で使用するには、1年に1~2回程定期的な調律・調整を行うと良いでしょう。とくに新品のピアノであれば、設置された環境に馴染むために1~2年は問題が起こりやすいです。

ピアノ調律は、弦の張り具合を調整することでピッチを調整していきます。この調整の加減は湿度によって変化しているのです。乾燥しているときは弦が縮み、湿度が高いときは膨張して膨らみます。このような気候の変化がピアノの音を狂わせる原因なのです。そのため湿度の高い梅雨時や、空気が乾燥しやすい冬場に調律を行うと良いでしょう。

調律を行うことで、正しい音が出るようチューニングされます。正確な音を出すためには弦の張力を調整しなければいけません。ピアノの調律ではこの弦の調整を行います。鍵盤の弾き心地やペダルの動きを整える整音や、ピアノの清掃や修理も調律の内容に含まれているため、調律を行うことで最適な状態を保つことが出来るのです。

自分でメンテナンスをする方法

自分でメンテナンスをする方法

ピアノのメンテナンスを日頃からしておくことで、ピアノを適切な状態で維持することができます。自分でメンテナンスを行う場合はピアノを清潔に保つように心がけましょう。ピアノで最も汚れが付着しやすいのは鍵盤です。お子様が使用する場合は、新陳代謝が活発な時期であるため汗などがよく付着します。

汚れを取るためには柔らかい布で拭くか、鍵盤専用のクリーナーを使用すると良いです。鍵盤への落書きがある場合は調律師に取ってもらいましょう。薬品を使用する際は鍵盤との相性を考えなくてはいけません。外装が艶出しや艶消し、生地木目の場合はそれぞれの専用クリーナーを使用するようと良いです。油脂成分の汚れは時間の経過とともに取れにくくなるため、定期的な掃除をするよう心がけましょう。

ピアノには88本の鍵盤がありますが、その全てを使用することはあまりありません。そのため使われることの少ない音も出てきます。日頃使わない音を出すことがピアノの調子の良さにも繋がるため、メンテナンスとして効果的です。

まとめ

日頃からメンテナンスを行うことで、ピアノの状態を確認することができます。問題が起きていた場合は早期に発見することも可能です。正しいメンテナンスを行い、問題を未然に防ぐよう心がけましょう。

ピアノの音がずれる原因などを知っておくことも大切です。ピアノは環境の変化に対して敏感な楽器です。普段からピアノの置かれている部屋の湿度の管理をしておくことで、最適な状態を保持することができます。定期的なメンテナンスや調律をすることで、ピアノでの演奏をより楽しめるのではないでしょうか。

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