コラム
古くから世界中で愛されているピアノは鍵盤によって音が奏でられる鍵盤楽器です。中でも多くの演奏家や作曲を行う人が使うグランドピアノは学校や一般の家庭でも多く見られるようになりました。しかし、ピアノは調律という音色を正すメンテナンスを行わなければ音が下がってしまい、正しい音程を出すことが出来なくなってしまいます。これは環境が大きく関係しており、繊細な楽器なので温度の変化や湿度の影響で弾いていなくても弦が緩んでしまったり、音が正常に鳴らなくなってしまうのです。また、調律はピアノ本体の寿命にも大きく関わり、調律しないことでピアノが壊れてしまうこともあるので定期的にこの調律という作業を行わなければなりません。定期的と言っても最低1年に1回ほどの調律でも長く良い状態を保ってくれる楽器なので、季節の変わり目などに音程と音色の調律を行う事が理想的です。ピアノを頻繁に弾いているという方は調律師の方にお願いして度々調律作業を行ってもらっているでしょうが、長期間放置され弾かなくなってしまっているピアノはメンテナンスも怠りがちです。調律は勿論個人で行うことも可能ですが、デリケートな楽器なので知識が無ければ状態をさらに悪化させてしまう場合もあるので、調律を行う業者の方にお願いするとよいでしょう。折角素晴らしい楽器なのですから、長く健康な状態を維持させてあげたいですね。