コラム
ピアノは昔からある世界中で人気のある楽器の1つです。ピアノは使っていると徐々にではありますが、必ず調律が狂ってきてしまうものです。最低でも1年に1回の調律をするのが好ましいですが、頻繁にピアノを演奏する方であれば年に2回は調律をしたほうがいいでしょう。調律はなにも音のズレを直すためだけにやるものではありません。定期的な調律は音を安定させる効果もあり、楽器を演奏する方の多くは音に敏感でありますが、絶対音感を持っているのであればいいのですが、そうでない場合は徐々に変わっていく音に気づきにくいので、いつも弾いている曲もほんのすこしだけ音がずれた状態で弾いて、その音になれてしまうと、今度はしっかりと調律されたピアノで弾いた同じ曲に違和感を感じるようになってしまうのです。いつも自分が弾いているほうが正しい音だと思い込んでしまっているので、CDなどで聞いたとしても脳が拒否反応を出してしまうのです。ここまで繊細な感覚を必要とするのは、演奏家として活動している人だけかもしれませんが、普通にピアノを楽しんでいる方も、きちんと正しい音で演奏する事をお勧め致します。調律はピアノに必ずしなければいけないメンテナンスですので、定期的に依頼してやってもらうのがいいでしょう。もちろん引越などでズレた場合は、すぐにでも直してもらいましょう。