コラム
お子様のためまたはご自身のためなど新しくピアノを購入される際にぜひとも注意していただきたい点がピアノの設置場所です。音が広がりやすく窓から風が入り、弾いていて気持ちのいい場所に設置したい気持ちもあるとは思いますが、ピアノはとても敏感で繊細な楽器といわれています。最初に気を付けたいのは温度と湿度です。急激な温度・湿度の変化が苦手なピアノは人が普段生活していて快適な環境が好ましいといわれていて、室温は20℃前後で湿度は60%前後くらいだそうです。また直射日光やエアコンの風なども苦手なので外の影響を受けやすい窓際、近所トラブルを避けるため音の漏れやすい壁際などは極力避けて設置したいところです。もう一つ気を付けたいところは意外と気にされている方が少ない1年に1度しておいたほうがいいと言われているピアノの調律をするためのスペースの確保です。いつまでも美しい音色を保つための調律はピアノの左右と上側にスペースが必要とされていて、そのスペースがあるかないかでは作業性が大きく変わるようです。せっかく調律師に依頼してもスペースがないばかりに作業できないというケースもあったようです。長期間大切に使うピアノなので設置場所にもこだわりたいですね。