コラム
ピアノを長持ちさせるために、定期的にきちんとメンテナンスを行いたいものです。黒塗りのピアノはホコリが付着すると目立つため、掃除をする際に目がいくと思います。しかし手で直接触れる鍵盤は手垢が付きやすいので、きれいに掃除する必要があります。楽器用の掃除布や、専用のクリーナーなど柔らかい素材のもので汚れを拭き取ると良いでしょう。汚れは時間が経過するほど落ちにくくなるので、できるだけこまめに掃除をするのが良いでしょう。またピアノはもちろん楽器は木材が多く使われていますので、湿気に注意する必要があります。ピアノの蓋は閉じられていること多いのですが、天気が良い日には蓋を開けて部屋の換気をしましょう。ピアノの風通しが悪いまま放置すると、虫が発生しやすい環境になってしまうのです。逆に雨の日などの湿度が高い日にピアノの換気をするのは控えたほうが良いと言えます。またエアコンから出る風が直接当たるようだと、ピアノに影響を与えるので、気をつけるのが良いでしょう。ピアノを長持ちさせるために、ご自身で日頃からできることはありますが、定期的にピアノの調律を行うことをおすすめいたします。時間が経過すると音がズレてきます。ピアノの弦には非常に強い力がかかっていますので、正しく調整することで長持ちさせることにつながるのです。