コラム
ピアノは木でできているため、気温や湿度の変化でたやすく音が変わってしまうと言われております。そのため、設置場所にも気遣う必要があります。
ピアノを設置する場所の適正気温は15℃~25℃、湿度は40%~70%ぐらいと言われております。とはいえ、重くて大きいピアノをベストな場所に設置することは難しいため、限りなくベターな場所を探す必要があります。
具体的な例としては、直射日光やエアコンの風が直接当たらない風通しの良い場所、暖房器具・水場から離れた場所など、温度・湿度の変化が少ない場所に置くのがおすすめです。
また、窓際や外壁の近くは天候の影響を受けやすく、音が外に漏れてしまうこともあるため、部屋と部屋を仕切る壁やふすまを背にするように置くと良いでしょう。やむを得ず窓際や外壁の近くに設置する場合は、厚手のカーテンを取り付けたり、壁際から10㎝以上離したりする必要があると言われています。調律作業の都合上、ピアノの右側に調律師が踏み込めるスペースも必要ですので、確保しておきましょう。
ピアノを設置してみて、音に違和感がでてきたらピアノ調律のプロにお任せするのがおすすめです。そのときはぜひ当サイトにご相談ください。