コラム
ピアノのペダルは、それぞれ特有の機能を持っています。
一番右のペダルは、ダンパーペダルと言うペダルです。
このペダルを踏むとダンパーと呼ばれる部品が減を離れて、一度叩いた弦が振動し続けるので音の響きがよくなります。
このまま他の鍵盤を叩くと、音が重なり合うようになるので豊かな響きが生まれます。
一番左のペダルはどうでしょう。
一番左のペダルはソフトペダルと呼ばれ、ピアノの音を柔らかくしたいときに使われます。
ソフトペダルを踏み込むと、ピアノの弦が右側へ若干移動します。実はピアノの弦は何本かの弦が並んで張られていて、1つの音で2本ないし3本張られています。
右側にずれるということは、普段3本の弦を叩いて音を出しているのに、2本しか叩けないことになり、その分音が柔らかく変わる仕組みです。
熟練したピアニストだと、この踏み込む力を微調整して更に音に深みを持たせることができるそうです。
最後に真ん中のペダルですが、これはちょっと変わったペダルで、ソステヌートペダルと呼ばれ、このペダルを踏み込むと、直前に押していた鍵盤の音だけが響き続けるというものです。
あまり使われることはありませんが、20世紀のピアノ曲では効果的に使われているそうです。