コラム
楽しい音色で私達の心を豊かにしてくれるピアノ。 実はピアノを習っている子供は心優しい子に育ちやすいとも言われています。 指先を使うことが頭を使うことにも繋がるために、子供達に習わせたい楽器のランキングに上位に入っています。 しかしお稽古に使う大切なピアノ、きちんとお手入れしていますか? ピアノには我々が気づかないだけで沢山の隙間が開いています。 その隙間からゴミやホコリが入り込み、内部に溜まっていきます。 そうしたピアノは当然のように響きも悪くなります。 手入れのされていないピアノの部品はどんどん錆びていきますし、劣化した部品を使い続けることによって大きな破損に繋がります。 一番恐ろしいのはピアノ内部に虫やネズミが住み着いていたという話。 普段は締め切られていてなかなか見ることの出来ないピアノは、意外にも虫やネズミの住処にされやすいのです。ネズミなどはピアノに使われている部品をかじってしまい、これが故障の原因となることもあります。 また湿気の多い所ではカビも発生してしまい、ピアノ本体が駄目になってしまうことも稀ではないのです。 ピアノは大部分が木製ですので、できるだけ高温多湿を避けた場所に置いておくべきです。 こうした故障を避けるために大切なのは鍵盤を拭いたり、たまにはグランドピアノやアップライトピアノの蓋を開けてしっかり換気をしたり、定期的にプロに点検や修理をお願いすることが大切です。