コラム
お家の中までいても、特に朝晩の冷え込みは厳しいものがありますがピアノの練習などを行うときに、そんなお部屋でピアノの練習となると、手もかじかんで練習どころではないと思われるかもしれません。 そんな時は暖房をつけると思いますが、暖房をつけたお部屋のピアノと、そうでないピアノの場合何か違いは出るのでしょうか。 ピアノは木材や金属など様々な素材でできたパーツが組み合わされてできていますから、暖房により熱を受けると、膨張する部分とそうでない部分、膨張している場所でも大きく膨張するところと小さく膨張すると分かれているので、調律したピアノでも音が徐々にずれてしまうことが考えられます。 本来ピアノは温度と湿度が一定に保たれた場所に置かれているのが一番なのですが、一般のご家庭でそれを実現するのは難しい点もあるのは事実です。 せめて、暖房からの温風が直接ピアノに当たらないようにするのが、簡単にできる対策かもしれません。 また、定期的に調律を行うことがピアノのピッチのずれを抑えるのにも重要なポイントです。 冬と夏は冷暖房によりピアノの周囲の環境が変わりやすい時期ですから、これらの時期にピアノ調律のプロに任せてしまうのも、お勧めです。