コラム
皆さん、調律師がピアノを調律するにあたり、どのような調律方法があるのかご興味があると思います。 ここでは、例として調律方法を1つご紹介致します。 調律方法の中に「ならし」と言うのがありますが、 これは、演奏者が弾きやすいように鍵盤上面の高さを調整する調律方法になります。 鍵盤上面の高さが不揃いになりますと、演奏者が弾きづらくなってしまうからです。 アルミ製のL型定規で上面の高さにバラつきがあるかどうかを調べますが、 定規の下にほんのわずかな隙間がある鍵盤は、他の鍵盤よりも高さが低いことになります。 ある程度の許容範囲とはなりますが、演奏者の中には気になる方もいらっしゃると思いますので、 通常は0.1mm~0.05mm以下の誤差で調整をすることになります。 注意していただきたいのは、あくまで上記の調律方法はプロの調律師が行います。 一般の方が調整したりすると部品などを傷めて破損する可能性が高く、 その修復にも多額の費用が掛かってしまいますので、絶対に真似をしないようにして下さい。 プロの調律師に任せていただければ、キチンとピアノを調律してもらえますので、 調律が必要になった時は、一度ご相談されることをオススメ致します。